空地（からち）に花を咲かせようについて

運営委員　山本 真也

　 既成市街地や中心市街地における都市の空洞化は、函館の西部地区に限らず、全国的にも深刻な問題です。
　 　西部地区の歴史的な建造物が建ち並ぶ町並みの中で、何の活用策もないままに放置され空き地になっている状態をみると、もの悲しさを感じます。建物も土地も、使われてこそ生きてきます。当団体は、西部地区の空家・空地対策にも取り組んでおり、今回申請のあった企画は、計画段階から周辺地域の住民をいい意味で巻き込んでの活動となっていて、花壇のデザイン、花植え、そして維持・管理と、活動の過程そのものが地域のコミュニティづくりとなっています。
　 また、空き地だった空間が、花壇として活用されることによって明るく生き返り、地域住民の憩いの場として、自然に周辺の人たちが集まり、自然に会話がはじまる、そのような空間になることを期待します。


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