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はこだて外国人居留地研究会について
 
申請者:はこだて外国人居留地研究会
テーマ:「はこだて外国人居留地 町並み編」他 B3裏表総カラー・リーフレットの発行とツアー開催
希望金額:340,000円 / 助成額:300,000円

講評
運営委員 森下 満

 この活動は、2008年から連続し、5回目の採択となった。確かに活動は精力的であり、毎回立派なリーフレット(マップ)が2編作成され、外国人居留地の歴史の研究成果として、新たな事実がたくさん発掘、発見されているようだ。
 がしかし、函館の現在、未来とどうつながるのか、つなげようとしているのかが見えない。細部の事柄を積み上げれば自ずと全体像が見えてくる、わけではない。そこに全体像にかかわる大胆な仮説やストーリーが求められる。
 活動の目的として掲げられている「居留外国人と住民との交流などについて知られざる事実を明らかにすること」はもとより、それが現在の函館にとってどのような意味をもつのか、また、未来の函館にとっていかなる意義があるのか、へと議論を展開してほしい。
 日本の人口は50年後には現在の2/3の8,000万人台へ、100年後には1/3の4,000万人台へと減少すると予測されており、いずれは外国からの移民の受け入れが本格的に議論されることになる(一部ではすでにおこなわれている)。それに対して、函館での居留外国人と住民、とくに庶民レベルでの交流の歴史は、貴重な材料を提供することになるだろう。

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