その2
私以外は誰もいない海、裸になっても大丈夫。 悪い気持ちはしません。服も海を渡ってきたのに 濡れないで快適。 アメリカ製の防水ザック、海の中では浮き袋にも なる。 この中に着 替 えの服、食料、ガスバーナー、 カメラなどを入れる。 |
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集落の跡は、この石垣のみ。これさえも見過ごし た位、自然に戻っている。 辛うじて柱が二、三本残っている。冷泉の湧き 出ている場所もあるという |
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集落の外れです。これから険しくなる。 海にせり出している尖がった岩の名前は ”帆掛岩”。”まさかり岩”という名前の岩も 近くにある。 |
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函館新聞社提供 |
空からの写真、右側の突端から立待岬が見える。 ここでコーヒータイム。記念にケルンを積む。 |
険しい。ロッククライミングする感じで歩く。 泳ぐ方が楽だと何度も思った。上を見上げれば 大きい岩が覆い被さるように出ている。沖に船 が見える。次第に心細くなる。 黒い岩が多い。まるで沖縄の海のように、水は澄み 小魚が群れていた。アワビやウニは至るところで遊ん でいた。 |
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本当に穢れを知らない海です。海中散歩で 時間を忘れそう。 やっと立待岬が見えた。やれやれと思うのは 時期尚早、これからが難行苦行なのだ。 |
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函館新聞社提供 |
空から見ても、断崖絶壁なのがわかる。 |
もう少しで着くと励ますが、なかなか近く ならない。釣り人と出会って驚く。 もう目の前だ。だが屏風のように岩がせり 出して行手を遮る。裸になって泳ぐ。また泳ぐ。 観光客で賑わう展望台に到着したのは、 5時だった。早くビールを飲みたい。 |
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